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世界卓球2024

日系三世タカハシ姉妹、ルクセンブルクを破り、「日本戦が楽しみ」と語る

●女子第1ステージ
〈ブラジル 3ー2 ルクセンブルク〉
 G.タカハシ ー7、ー7、ー4 倪夏蓮◯
 B.タカハシ 9、ー10、ー9、7、ー7 デヌッテ◯
◯アレシャンドレ ー8、7、5、7 ゴンデリンガー
◯B.タカハシ 10、ー6、ー3、7、9 倪夏蓮
◯G.タカハシ 14、ー8、2、ー8、9 デヌッテ

美人姉妹のブルーナ・タカハシ、ジウリア・タカハシに隻腕のアレシャンドレというメンバーのブラジル女子チーム。相手のルクセンブルクには60歳のレジェンド、倪夏蓮(ニー・シアリエン)がいる。ブラジルは0-2からの逆転勝ちを収め、喜びを爆発させた。ブラジルの次の相手は日本だ。

 

デヌッテに2番で敗れながら、4番で倪夏蓮に競り勝った世界ランキング22位のブルーナ・タカハシが「私自身、そしてチームメイトを誇りに思う。ラストの妹のジウリアもよく頑張ってくれた。日本戦はワクワクする」と言えば、ラストで劇的な勝利を収めた妹、18歳のジウリアは「ジュニアからシニアになったばかりで難しい面もあったけど、とても良いパフォーマンスができました」と語った。

倪夏蓮に勝利し、チームメイトと笑顔を見せるB.タカハシ

ちなみにジウリアに「好きな日本選手は?」と尋ねると、「伊藤美誠さんです(笑)」との答え。彼女のバックハンドも参考にしています。私の姉の次に憧れる人!(笑)」とうれしそうな笑顔を見せた。ブラジル日系三世のタカハシ姉妹。日本語は話せないが、自分たちのルーツである日本とやることを楽しみにしていた。

ルクセンブルク戦ラストでの勝利に、満面の笑顔を見せるG.タカハシ

そしてブラジルの3番手は隻腕のアレシャンドレ。ミックスゾーンで笑顔で話をしてくれた。

「兄が卓球をやっていたので7歳で卓球を始めました。コーチと一緒にどうやってサービスを出すのかを訓練し、今はどういう相手に対しても戦うことができます。何事も可能、できないことはないと考えています。パラリンピックは前回(東京)が銀メダルだったので、パリでは金メダルを狙っています。
卓球をしている時が楽しい。一日練習をやっている時も楽しい。生きていれば悪い時もあるし、つらい時もあるけど、自分を信じて頑張っていきたいと思っています」(アレシャンドレ)

ミックスゾーンでコメントするブラジルの3選手。左からB.タカハシ、アレシャンドレ、G.タカハシ

大会2日目の試合でプレーするアレシャンドレ。フォアドライブは威力十分だ

世界にはいろいろな環境で卓球に打ち込み、卓球を楽しむ人たちがいる。地球の裏側、ブラジルで卓球に打ち込むのは簡単なことではない。でも彼女たちは日本をうらやむわけではなく、ただ日本と試合をできることに興奮している。素晴らしい3人の選手だ。

 

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