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バタフライ、2025年4月から4年間のオフィシャルサプライヤーを落札。実に40年ぶりの「日本代表ウエア」に

2025年4月からの新たな日本卓球協会のオフィシャルサプライヤーに、「バタフライ」ブランドのタマスが決定した。4月19日に入札を行い、男女ともタマスが落札した。

最近ではオリンピックの4年周期に合わせて、前々回からは男女別々の入札を協会は行ってきた。オリンピックの翌年の3月末まで続くのは協会が「年度」で区切っているため。

オフィシャルサプライヤーは文字通り、公式ウエアなどの提供社で、テレビや雑誌での露出も多い。

張本智和は日本代表としても「バタフライ」を着ることになる

また、オリンピックでは下記のようにオフィシャルサプライヤーが変化してきた。
1988年ソウル五輪   アシックス(男女)
1992年バルセロナ五輪 ミズノ(男女)
1996年アトランタ五輪 ミズノ(男女)
2000年シドニー五輪  ミズノ(男女)
2004年アテネ五輪   ミズノ(男女)
2012年ロンドン五輪  ミズノ(男女)
2016年リオ五輪    ミズノ(男女)
2021年東京五輪    VICTAS(男) ミズノ(女)
2024年パリ五輪    VICTAS(男) ミズノ(女)
2028年ロス五輪    タマス(男女)

1992年以降サプライヤーだったミズノが外れ、VICTASも2017年4月以降続けてきたサプライヤーが8年間で終了となる。
タマスは2回連続入札でサプライヤーを獲得できなかったが、多くの男子の日本代表と、女子では張本美和の契約メーカーとしてようやくナショナルサプライヤーとなる。
2028年のロス五輪や世界選手権、主だったWTTの試合での日本代表ウエア(バッグやトラックスーツも含む)がバタフライとなる。

タマスの日本代表ウエアは1985年の世界選手権イエテボリ大会以来で、来年の2025年ドーハ大会(個人戦)で着用されれば40年ぶりとなる。

女子では張本美和がバタフライの契約選手だ

 

1983年世界選手権東京大会と85年イエテボリ大会の日本代表ウェアは「バタフライ」だった。写真は83年東京大会・女子団体でメダルを獲得した新保富美子(左)と田村友子のダブルス

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